どうも、代表の中野です。
自己理解や自己認識の重要性が高まってきていると感じていますが、それはなぜなのでしょうか?おそらく、私たちを取り巻く環境の変化の度合いが高まってきているからでしょう。世の中は、物事は変わりやすく、不確かに、複雑に、そして、曖昧になってきています。(VUCAの時代)それを受けて、成功パターンの横展開というのが簡単ではなくなってきました。自己認識をしっかりして、世の中の状況も認識した上で、自分の行動を決めていくことが必要になっています。
そんな中で、自己認識や自己理解について、自分で再整理するために過去に読んだ書籍などを読み直しをしています。
「セルフ・アウェアネス」 ハーバード・ビジネスレビュー編集部 編 / ダイヤモンド社
の中で紹介のあった
What Self-Awareness Really is ( and How to Colutivate it )
ターシャ・ユーリック
の外面的自己認識の重要性についての記載が印象的であったので、まとめておきます。
自己認識には2種類あり、内面的自己認識と外面的自己認識がある。
1)内面的自己認識とは、「自分」が認識している「自分」のことで、価値観や強み・弱み、得意・不得意、欲望、反応、他者への影響力などを、どのくらい認識しているか、をさす。
2)外面的自己認識とは、「他人」が認識している「自分」のことを、どのくらい認識しているか、をさす。
ここで面白かったのは、内省をして内面的自己認識だけを高めてもあまり意味がないという主張があったことでした。確かに、このことは”自信がないは価値がある”という書籍の中にも似たような記載がありました。自信がある人ほど、客観的にみようとする姿勢や謙虚さが失われ、自分の実力を正確に評価することが出来なくなるそうです。
内面的自己認識は、あくまでも自分の主観による認識ですので、どれだけ内省をして内面的自己認識を高めていったとしても、本当のところがどうなのかはわかりません。(※ここでの”本当のところ”という言葉も議論の余地がありますが話が混乱するので流しますが。)
だからこそ、外面的自己認識で客観性を高めることで、より正確に自分を認識できるようになることこそ大事になるのでしょう。私たち人間は、社会の中で生きている、つまり自分以外の誰か「他人」との関わりながら生活しています。なので、外面的自己を知る機会は意味を持つことになるのでしょう。